燕三条といえば、なんといっても燕三条系の「背脂ラーメン」。今回は背脂ラーメン激戦区の県央地区で、「ラーメン勝」(燕店)さんに行ってきました。
特徴は、なんといっても器に使われている真空二重構造の「メタル丼」!そして自社で製作しているというモッチモチの自家製麺です。
モノづくりのまちのハイクオリティな技術が組み込まれたどんぶりで、最後まで熱々のおいしいラーメンを食べることができます!
燕三条駅に降りたなら、まず腹ごしらえ。いきなり金属加工の地場産品も地域の味も堪能できてしまう地元密着なラーメン屋さんについて書いてみようと思います。
基礎情報
店名:らーめん勝(燕店)
会社: 株式会社ネットワークプロジェクト
住所 :新潟県燕市井土巻2-24
電話:0256-63-5380
駐車場:20台(他店と兼用)
営業時間:
11:00~22:00
※コロナウイルスの影響で現在は
11:00~15:00
17:00~22:00
定休日:年中無休
席数:39席
・カウンター席×8席
・テーブル席(4人用)×4箇所
・座敷席(4人用)×4箇所
喫煙・禁煙: 全席禁煙
■らーめん勝(三条店)の場所は
こちら(Google map)
■らーめん勝(見附店)の場所は
こちら(Google map)
場所は国道289号沿いアミング燕三条店・クスリのアオキ井土巻店の近く
ラーメン勝(燕店)さんは国道289号沿いにあります。国道289号は、2車線なので、アミング(三条市方面)から来る場合は289号を「左折」してたどりつくことができますが、薬のアオキ(燕市)方面からくる方は「右折では入れない」ので注意が必要です。その場合は「うら道」を使うと安全に行くことができます。
裏道は「手打ちそばいちぶん」さんの隣の大きな建物です。1階部分が無い(通り抜けできる)ので(車高注意:ハイエースくらいまでの高さの車は通れます。)ここを使うと、県央大橋(燕方面)かららーめん勝さんへ安全にたどり着くことができます。
ラーメン勝(燕店)さんのある場所は、他のお店も集まる場所となっており、駐車場はほかのお店とも併用になっています。
こちらはお店の外観。黒い外装に赤い文字で「らーめん勝」の文字。どんな一杯の芸術が待っているのでしょうか^^
一人・少人数・団体・家族連れ 幅広く対応
店内の内装は上記の図のような感じです。車で来る客層を想定し、一人・少人数・団体・家族連れどんな顧客にも対応できる形となっています。座敷席は混雑時に開放されます。
注文は発券機で購入
注文は券売機で食券を購入するかたちになっています。お店の入口を入ってすぐ左に、発券機があるので、食べたいラーメンを選択します(食券機のわきにメニューが写真で掲載されているのが分かりやすくて嬉しいですね!)。
発券が終了すると、店員さんから空いている席に案内され、席に着くと食券が回収されます。(この時、背油系のラーメンを注文した人は背油の量を大油・普通・油少な目・油なしと調整することができます。)
赤と黒を基調とした中華っぽいイメージの店内です。 らーめん勝さんは、自家製の麺と餃子作っていて、 お店の中に工房があり、タイミングが合えば作っている様子も席から見ることができるようです。
テーブルに「お店のこだわり」がありました。
席にはらーめん勝さんのラーメンに対するこだわりが書かれたリーフレットがありました。イワシや昆布・とんこつを使用したスープと、自家製の麺に関する記述がありました。1杯の中にこれだけのこだわりを持って作られていると思うと、ラーメンの到着が待ち遠しくなりますね!
さすが金属加工のまち燕...メタルな器が来ます。
「 背油 中華そば」(700円)
やってきました。こちらがらーめん勝さんの「背油中華そば」(今回は岩のり・味玉トッピングしました)銀色に光るこのどんぶりこそ、金属加工の街燕市の技術が詰まった「メタル丼」です!
かっこいい!!^^
燕市の中華料理道具メーカー「株式会社カンダ」さんの作成したメタル丼ですが、ごらんのとおり、断面を見てみると、空気の層(断熱層)が、入っているため、陶器のどんぶりよりも遮熱性が高いため、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく維持することができます。もちろん割れにくいため、耐久性も抜群!どんぶりに詰め込まれた燕の技術がらーめんの「味」と「熱」を支えています。
自家製太ストレート麺がうまい。
モチモチの太ストレート麺は、さすが、こだわりの小麦粉が使用されただけあって、風味もあって、次から次へと食べたくなるおいしい麺です。「こだわり」に書いてあった 「多加水麺」 ですが、小麦粉に混ぜることで柔らかさや弾力性が増す「カン水」(アルカリ塩水溶液)を少なめにして麺の中の水分を多くすることにより「伸びにくい」麺になっております。小麦の旨味がダイレクトに伝わってきて、もっちりやわらかな感じがスープに合います。
おいしい麺は購入することもできます。冷凍で最長1か月も保存できるとは嬉しいですね。自宅でもラーメンを作るほど「ラーメン好き」な方は、ときどきこちらの麺を使用してみるのもいいかもしれません。
スープは炒り子出汁+とんこつの深~い醤油ベース
熱々のスープは燕三条系には欠かせない「背油」が浮いていて、見た目はかなり「ガツン」と重たそうな感じに見えますが、飲んでみると炒り子出汁の出すスッキリした味わいや、とんこつのキレのあるうまみで、見た目とは裏腹に「あっさり」しています。途中で気づきましたが、スープの中に「柚子の皮」も入っていて、柚子の風味がさらに「あっさり感」を引き立てている感じでした。
卓上のセットはこんな感じ。
テーブルの脇はこんなかんじになっています。箸の隣には左から、酢・ラー油・醤油・胡椒が置いてあります。こうしたシンプルな調味料が置いてあるラーメン屋さんは、安心感がありますね。「餃子」でこれらの調味料を使うのでしょうが、らーめん勝「通」の人はラーメンを少し食べ進めたら胡椒を足したり、酢を足したりするようです。
餃子も自家製。
来ました。餃子です。こちらも先ほどの工房内で生産されている餃子で、特徴は「味付き」、何もつけなくても食べられます!(とわかっていても、酢多めの酢醤油にダイブさせてしまいましたw)確かに、何もつけずに食べてもおいしい餃子でした。野菜の旨味もありますが、しっかりと「肉」の旨味がするおいしい餃子でした。 オーダーすれば、お土産として生餃子を買って帰ることもできます。
メニュー
2020年7月現在のらーめん勝(燕店)さんのメニューです。(税込料金)
■醤油
・背油中華そば…700円
・玉ねぎ中華…780円
・生姜らーめん(細麺)…780円
・山もりもやしらーめん…750円
・味玉らーめん…780円
・岩のり中華…930円
・黄金スープらーめん…650円
・大油野菜肉麺…780円
・特勝らーめん全部のせ…1,000円
■塩
・塩らーめん…750円
・黄金スープらーめん…650円
■みそ
・野菜みそらーめん…850円
・野菜みそチャーシューめん…1,000円
・野菜ネギみそらーめん…1,100円
・野菜ネギみそチャーシューめん…1,200円
・辛みそらーめん…870円
・華炎タンメン(激辛)…780円
・金ゴマ坦々麺…850円
■つけ麺
・つけ麺…750円
・特製全部のせつけ麺…1,050円
■魚ダレ
・魚ダレ中華…950円
・魚ダレつけ麺…1,000円
・濃厚魚ダレつけ麺全部のせ…1,300円
■ご飯系
・チャーハン…700円
・ライス…150円
・半ライス…100円
・チャーシュー丼…400円
・まかない飯…200
■その他
・大盛…50円
・特盛…100円
・餃子…350円
・セット(ライス・餃子・小鉢)…330円
・ミニチャーハン餃子3個セット…380円
・つまみ3点盛…500円
・もやし炒め…500円
■トッピング
・味玉…100円
・玉ねぎ…100円
・メンマ…250円
・チャーシュー…250円
・岩のり…250円
・白髪ねぎ…200円
■デザート
・杏仁豆腐…100円
・ソフトアイス…190円
■アルコール
・生ビール…500円
・瓶ビール(中)…600円(サッポロ黒ラベル)
・ハイボール…400円
・日本酒…400円
背脂に自信のない方「油なし」あります。
いくらあっさり目とはいえ、豚の油そのものが苦手という方も、「油なし」で注文すると背油抜きの中華そばを作ってくださいます。そうした臨機応変なところもらーめん勝さんのいいところです。
メタル丼はなんと....買えます!
店内をみるとこんな表が…。メタル丼をお店で買うことができます。燕の技術が詰め込まれたどんぶりかっこいいですがお値段もかっこいい!笑
・メタル丼 レギュラー…5,000円(税別)
・メタル丼 フラワー…5,000円 (税別)
・メタル丼 ミー二…4,000円 (税別)
・メタル丼 サーラ…3,000円 (税別)
1つ買えば、高品質ですので、「一生モノ」です。ステンレスなので、さびにくく、なんといっても「割れません」。1人に1つ「マイメタル丼」があってもいいかもしれませんね! ネタで、お土産に1つ買ってみては?(笑)
お酒飲んだ後にラーメン食べたい人の強い味方
らーめん勝さんのメニューにはおつまみや、アルコール類もあり、飲み会の2次会・3次会にも最適です。「みんな次行くみたいだけど〆にラーメンは…重い。」という人にも「杏仁豆腐」や「ソフトアイス」がありますので、みんなで最後までワイワイ楽しめて、気まずい感じにならなくていいのも、らーめん勝さんのいいところです。〆のラーメンを食べないと気が済まない方や、幹事さんにも強い味方です。
最後に
ラーメン勝さんは、背油中華そばをはじめとして、何回通っても飽きないメニューのバリエーションがあるなと感じました。何回も通っている常連さん中には、背油の量を多くし、それをライスの上に乗せて、「油飯」にして一気にかきこむなど、思い思いに食べたりしています。
飽きさせない1杯はまさに「1杯の芸術」なのでした。気になる方は是非「らーめん勝」さんへ行ってみては?
今日は、そんな感じ!